今回は中小企業が良く利用している財務会計システムがクラウド化になったことでのメリットなどを中心に情報を発信していきたいと思います。そもそも財務会計システムがクラウド化が主流になったタイミングや理由なども簡単にご説明出来ればと思います。
クラウドってどういう意味?
まず最初に財務会計システムがクラウド化にと言われても、そのクラウドの意味が分からなければいけません。クラウドというのは日本語でいうと雲になります。この言葉通り、宙に浮いているモノとしてイメージして頂ければと思います。もう少し具体的な言い方になると、インターネット上に対象となるモノがあるということになります。なので、インターネットに繋がる環境であれば、いつでもどこでもそのモノにアクセスすることが出来るということです。
数十年前であれば、社内のシステムなどは、社内のパソコンにソフトをインストールして、そのパソコンに限って操作をしていらっしゃることがあったかと思います。よくインストール用CDROMなど付いていらっしゃらなかったでしょうか? そういったオンプレミス型といわれるインストールして利用するものから、クラウドへと時代ととも入れ替わってきました
なぜクラウドになったのか
クラウドはいつから?
財務会計システムだけに限らず、業務システムや私たち一般でも利用するサービスでクラウド化が加速して広まってきたのが2010年ごろと言われています。今では当たり前になっているどのデバイスからでもアクセス出来る業務システムはこのあたりから進化し始めていったという流れになります。
クラウドに切り替わってきた理由
使い手のユーザーと開発者側をそれぞれメリットがあったからです。まずユーザーとしては、クラウドになったことで、インターネットに繋がる環境であればいつでもどこでもそのソフトにアクセスが出来、操作が出来るという利便性がオンプレミス型より大きく支持されることになりました。とくに今はリモートワークも増えたため、クラウド化は時代にあっているサービスということにもなりますし、言い換えると、システムがクラウド化、Saasとなったことで、リモートワークが可能になり、従業員が自由に働ける環境を後押ししたともいえます。逆にオンプレミスは社内ネットワーク以外からのアクセスが出来ません。その為、社内環境でなおかつ固定のデバイスではないと操作が出来ないので、「会社にて作業をしないといけない」となってしまっていました。
クラウドシステムで生産性をあげる
上記ではクラウドとオンプレミスとの違いについて、簡単ではありますがメリット、デメリットをお伝えしました。中小企業が使う財務会計システムがクラウドになったことで、業務の効率化が上がることはお分かりいただけたかと思います。やはり、いつでも、どこでも、どのデバイスからでもアクセスして業務を行えるというのは、生産性があがる仕事の方法だと思います。 最近では竹ノ内豊さんがCMでやっている、領収書がどこで、何に使ったものかわからない・・・という会社であるシチュエーションをうまく演じていらっしゃるものをよく見かけます。これももしクラウドになっていたら、例えば営業されている方が、出先でタクシーを使った場合などでも、一度会社に戻ることなく、スマホで領収書をスキャンして、簡単に何点か入力すだけで作業が終わります。その為、毎月末にたくさんたまった領収書を、机に並べて、一つずつ整理していく必要がなくなるのです。
またそうすることで、実際の経理担当者も、月末に仕事に追われることなく、安定したペースで仕事がしやすくなります。これまでであると、経費精算していないスタッフ、従業員に対して、20日くらいに注意喚起、1日前に督促、締め当日はミスがないかのチェックの追われるという決まった流れがあったかと思いますが、それもクラウド化された財務会計システムであれば解消されます、
クラウドサービスは安い傾向にある
また最後に、企業がクラウド財務会計システムを導入する一つの理由として、導入費用が安いことが挙げられます。 もし本当に会計機能の一部だけでもいいのであれば月額3,000円程度と個人で使う利用料金くらいで持つことが可能になります。以前、業務システムですと、専用のサーバーをたてて、その中で専用に構築してという流れがあったので費用も高く、導入できる中小企業が少なかったのですが、近年のクラウド化が主流になったことで、各ソフトウェア会社が安価な製品を出してくれているのでコストを大きくかけることなく財務会計システムが利用できるようになりました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は財務会計システムがクラウド化へとなっていっている歴史やメリットなどについて記載致しました。今、財務会計システム導入を検討されているようでありましたら、こちらの記事を参考にして頂ければ嬉しいです。いまなら安いクラウド会計システム導入はメリットしかないと思っています。